印鑑語源

印鑑の語源について

今回は印鑑の語源について、簡単に説明させていただきます。
「印鑑」の語源は、ハンコが本物か偽物かを判断するために、印影の照合に使っていた台帳に由来します。
その台帳が「鑑(かがみ)」と呼ばれていたそうです。
台帳には、本物のはんこで押した印影が載っていました。
この印影を見比べる台帳(鑑)のことが「印鑑」と呼ばれるようになり、
さらに本物のはんこで押された印影のことも「印鑑」と呼ばれるようになったと言われています。
印鑑を照合してハンコの真偽を確かめる方法は、今でも使われている仕組みです。

手書き文字・手彫り仕上げ印鑑 天章堂 公式HP https://www.tenshoudo.jp

印章(いんしょう、英語: seal)は、象牙金属合成樹脂などを素材として、その一面に文字シンボル彫刻したもの。個人・官職団体の印として公私の文書(公文書や私信など)に押して特有の痕跡(印影・印痕)を残すことにより、その責任や権威を証明する事に用いる。

 

Wikipedia

しばしば世間一般では、正式には印章と呼ばれるもののことをハンコ、印鑑(いんかん)と呼んでいるが[2]、厳密には印章あるいはハンコと同じ意味で「印鑑」という語を用いるのは正確ではない[2]。古くは、印影と印章の所有者(押印した者)を一致させるために、印章を登録させた。この印影の登録簿を指して「印鑑」と呼んだ。転じて、日本では印鑑登録に用いた印章(実印)を特に印鑑と呼ぶこともあり[7]、更には銀行印などの登録印や、印章全般もそのように呼ぶ場合もある

Wikipedia

印章はんこの本体側。印材を加工・成形して作られる。封泥封蝋用のものは印章が彫られた面が中央に向かってわずかに凹んでおり、朱肉による捺印用は平板か中央が少し盛り上がっている。※日本の法令用語としての「印章」は、概ね「印影」を意味する(刑法、民法他での「印章」は印影の意味である。(ただし、刑法における印章についてはその意に印形(はんこ)も含むとされている[28]。))[29]

Wikipedia

はんこの語源について

はんこの語源についても書かせていただきます。
何気なく使っている「はんこ」という言葉ですが、語源は以下のような諸説があるそうです。

諸説①

江戸時代に作られた版画に使う板のことを「版行・板行(はんこう)」と呼びました。
それが転じて「はんこ」と呼ばれるようになった。
山梨出身だった初代(私の祖父です)は確かに「はんこう」って言ってました。
大正生まれですが、ちょっとした方言だったのかもしれません!?

諸説②

版行(はんこう)を使って書物を印刷することと、印章で捺印することが同じような工程に感じるので、印章のことも「はんこ」と呼ぶようになった。

諸説③

「判を押すことを行う」という言葉の「判行」が転じて「はんこ」と呼ばれるようになった。

このような諸説はありますが、どの説が正しいのかは明らかにはなっていません。
はんこを漢字で「判子(はんこ)」と書くのは当て字です。

はんこの語源について まとめ

どうでも良い話ですが、私は「はんこ」とひらがな表記を好みます。
「ハンコ」のカタカナ表記はあまり使いません。
理由は特にありませんが、ひらがなの方が格式ある感じしませんか?
どちらでも良いですよね!?すみません汗

はんこのことを、「はん」「印(いん)」「璽(じ)」と呼ばれることもあります。
「璽(じ)」は飛鳥時代、701年に制定された大宝律令で、官印の一つとして天皇御璽(てんのうぎょじ)が作られたことが始まりです。※官印とは、官庁が職務で使うハンコのことです。
天皇の使うはんこだけが「御璽(ぎょじ)」と呼ばれます。
国のはんこは「国璽(こくじ)」と呼ばれます。
「御璽」は天皇の国事行為にともなって作られる文書に押され、「国璽」は外交文書など国家の重要文書に押されるそうです。

手書き文字・手彫り仕上げ印鑑 天章堂 公式HP
手書き文字・手彫り仕上げ印鑑 天章堂

国分寺市印鑑条例(外部リンク)