法人印

法人印の役職部分について

法人印(丸印)の役職部分って聞いてもピンとこない方がいるかもしれません。
説明しますと、丸い印鑑で外周に沿って「法人名」。
真ん中の丸の中に「役職名」を彫刻します。
↓図解するとこういう感じです。


法人印の役職部分は選択肢が色々あります

法人名は法人の名称を彫るのですが、役職については色々な選択肢があります。
株式会社ですと実印の基本は「代表取締役」です。
五文字でバランスが良くないので「印」を追加して「代表取締役印」とします。
また個人名でもOKです。ただし、代表者が変わると作り直す必要があるので要注意です。

銀行印ですと「代表取締役印」にする方もいます。
ただし、銀行専用ですので「銀行之印」の方が良いと思います。
経理担当の方に預けるにしても「銀行之印」の方が銀行限定になりますので多少は安心です。

その他、契約専用の契約印ですと「契約之印」。
支店長専用印ですと「支店長印」。役職によって入れる名称を変えるのがベターです。
「理事長印」「会長之印」「代表社員」「代表者印」など用途によって色々とあります。

レイアウトについて

役職部分のレイアウトですが、「代表取締役印」の場合は2行と3行を選ぶことができます。
上の見本は「篆書体」ですが、個人的には2行のものが好きです。ネット注文ですと3行を選ぶ方が時々いますが、電話をして「2行の方が格好が良いので変更してください」なんて言ったりもします。2行をおすすめしていますが、なぜ3行も用意しているかというとどちらも「代表取締役印」にしたい方が代表印は「2行」、銀行印は「3行」など使い分けをするためです。
作り手をしては代表印は「代表取締役印」銀行印は「銀行之印」にしていただきたいですが、それぞれの考え方、これまで見てきた印鑑の中身など固定概念があるので、個人の好みに合わせるために用意だけはしております。

法人印の字入れ(デザイン)について

当店の法人印は文字間を可能な限り近づけて、円に沿うようなデザインを心がけております。法人名のデザインとしては上辺が長い台形になるのですが、ちょっと手間がかかります。彫刻も曲線が多くなってしまうので大変です。文字が正方形に近く、文字間も隙間のある法人印(法人名部分)を作成する印象店もありますが、あまり格好が良くないと感じますので、手間がかかっても当店は上記のようなデザインで仕上げます。
当店の文字デザイン(法人印)が気に入った方はぜひお声がけください。

まとめ

法人印を製作する場合は、用途によって複数を作っておくことをおすすめします。
予算を抑えたい場合でも、実印と銀行印は最低限分けておくのが良いでしょう。
複数作る場合は、
実印(代表印)なら「代表取締役印」※株式会社の場合
銀行印なら「銀行之印」
契約専用印なら「契約之印」など役職部分を変更することをおすすめいたします。

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