印鑑二文字のレイアウト

印鑑二文字のレイアウト はじめに

印鑑二文字のレイアウトは基本的にタテをイメージする方が多いと思います。
当店では二文字彫刻の場合、レイアウトはタテ・ヨコのどちらもお選びいただけます。

篆書体の文字が持つ特性

そもそも篆書を含めて文字は少しタテ長の長方形です。
文字が持つ特性を考えると二文字の場合、タテに字を入れると「平べったく」なることがあります。
お察しの通り、縦幅を縮めてデザインをする必要があることが原因です。
この特性は文字の組み合わせによって、向き・不向きを生じさせます。

書体別の大まかな傾向をお伝えしますと。
藤原流篆書の場合は、「ヨコ」にしていただかないと魅力が半減します。
タテをご指定いただくことがありますが、
藤原流篆書のしなやかさ・レトロさを出すには向いておりません。

篆書体も同様に「ヨコ」の方が向いております。

八方篆書は文字によって「タテ」がおすすめの場合もあります。
青木さん、田中さん、木田さんなど左右対称になる文字の組み合わせは、それに該当します。
そのほかの場合は、ヨコが良いと思います。

篆書タテ篆書ヨコ八方篆書タテ八方篆書ヨコ

↑左から 篆書タテ ・ 篆書ヨコ ・ 八方篆書(印相体)タテ ・ 八方篆書(印相体)ヨコ

古印体は基本その用途(認め印利用)から「タテ」が無難です。

先入観に惑わされないことが大事です。

三文判(100円〜500円で売っている既成の印鑑)やシャチハタなどのレイアウトは「タテ」です。

馴染みのあるはんこが「タテ」なので、
はんこは「タテ」が基本だという先入観をお持ちの方が多くいらっしゃいますが、先入観を捨てていただけるとありがたいです。

正直言いますと、藤原流篆書・篆書で「タテ」をご指定いただくと当店の魅力は半減してしまいます。
書体に関わりなくレイアウトについては、よほどの事情が無い限り「お任せ」を選択していただくことをオススメいたします。

色々書いて混乱させてしまったかも知れませんが、
当店のHPを探し当てて、ご依頼いただくのは色々な理由があるとは思いますが、せっかくのご縁です!
「天章堂の良さ」をご堪能いただきたい!!そんな思いで皆さまからのご依頼をお待ちしております。

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