開運本当?

印鑑で開運って本当なの?

「縁起の良いハンコある?」
「開運印鑑が欲しい」
「鑑定書をつけて欲しい」などのご要望をいただくことがあります。
確かに印相学なるものが存在し、開運書体として印相体(八方篆書)を用いる印章店があります。文字が枠に対して八方広がりに見えるので、縁起が良いという考えがあるようです。他にも印面を東西南北に見立てて、風水のように方位の要素を用いてデザインをする方法もあるようです。さらには、生年月日で枠との接合点の数を決めたり、相性の良い印材を決めたりする方法も存在するようです。

天章堂で開運印鑑は扱っている?

結論から言いますと当社では「開運印鑑」は扱っておりません。もちろん、鑑定書もお付けしておりません。

印相体(八方篆書)に関しては、文字の組み合わせに関係なく、空いたスペースをアレンジして文字で埋めていけるので、主要な使用書体(デザイン)の一つとして活用しております。
当店では印相体という呼び方せず、八方篆書という呼び方を採用しています。開運印鑑と混同されないための対応です。わかりづらいかもしれませんがご了承ください。

当社の開運印鑑に対する考え方

前にも書きましたが開運印鑑自体は印相学なるものがあります。
一定以上に世の中に広まっていますので否定はしません。
ただ、縁起・開運と言われましても責任が持てないのが、取り扱わない最大の理由です。また、霊感商法のような悪徳な売り方も残念ながら存在します。この分野の仕事とは距離を取らせていただいております。

当社としては、運が開けた・幸せになったのはお客様ご本人の努力以外の何ものでもないと考えております。
時々、「天章堂でハンコを作ってから良いことが続いている」「運気が良くなった」と言われるお客様もいらっしゃいますが、当店のお陰ではありません。繰り返しになりますが、その方の努力、行いが良い結果をもたらしているはずです。

八方篆書(印相体)の魅力

八方篆書

全体的に画数が少ない場合、画数が多い文字と少ない文字が混在している場合など、アレンジを効果的に施せるので全体バランスを整えるには最適な書体です。書体に迷ったらデザインの融通も効きますし、印影が読みづらくなるので、セキュリティの観点からも「八方篆書」をお選びいただくのが良いと思います。

ひらがな・カタカナのお名前に関しては、日本で生まれた書体です。ということは、秦の時代に中国で作られた「篆書」が存在しません。読みづらさ・デザイン性の観点から篆書体ではあまり良い印鑑にならない可能性が高いです。そんな時には八方篆書を使用することで、デザイン性を高めることに繋がります。

また、二文字の彫刻をする場合に

「田中」

「小田」

「山田」など左右対称になる文字は、八方篆書で「タテ」を選択いただくのがおすすめです。
八方篆書の良さが引き立ちます。

まとめ

当店の八方篆書は曲線を大切に字入れ(デザイン)をします。重厚感とレトロなしなやかさを併せ持つ印鑑がお好みでしたら、ぜひ当店の八方篆書をご注文ください。

「キレイな印影のもの」

「なるべく良い素材・彫刻のもの」

「長持ちするもの」

「セキュリティーのしっかりしたもの」をお探しのお客様からのご注文に、しっかりと向き合い続けていきたいと考えております。
大切な決断を印す、その印章(はんこ)によってお客様の人生が豊かになるお手伝いができれば嬉しく思います。

「天章堂のスタンス」詳しくは職人からの挨拶ページをご参照ください。  https://www.tenshoudo.jp/html/page2.html

手書き文字・手彫り仕上げ印鑑 天章堂の公式HPはこちら

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