結局どの書体が良いの!?

HPでもブログでも少しでも参考になればと色々書かせていただいていますが、あくまで参考資料程度です。実際に自分の名前だと、篆書・八方篆書のどちらが向いているのか?せっかく作るのだから知りたいですよね。そんな時は、注文前に当店に電話でご相談ください。詳しいものが外出していると事務スタッフが応対することがあり、適切なアドバイスができないと思いますが、その場合は必ず折り返します。また、メールでも結構ですので、事前にご相談ください。

以前に手書き印影で事前印影確認サービスというものをやっていた時期はありましたが、おかげさまで、そこまで手が回らなくなっているのが現状です。

どうしても!?というお客様にはデザインソフトで簡易的に作成してメールで確認いただくこともできます。←あくまで簡易的なものですので、実際のアレンジとは異なる可能性が大です。それでも風合い・イメージは掴んでいただけると思いますので、こっそりご相談ください。

基本的にご注文時に納期が決まってしまいますので、書体についてのご要望は必ず注文前にご相談ください。

また、文字には基本的な形があります。この横棒をもう少し長く、このスペースを埋めるために、この線を曲げて欲しいなどのご要望をいただいても、観賞用なら良いのですが、実印・銀行印・認印としての機能を欠いてしまう恐れがありますので、対応できません。

デザイン校正ではなく、イメージを持っていただき、安心していただくことが目的ですので、上記のことあらかじめご了承ください。

そこで本題ですが、どの書体が良いのか?と言われても、そこは好みの問題です。さらには、お名前の組み合わせにもよりますので、一概に「この書体が良い」とは言えないのが本当のところです。書体別に当店が考える長所・短所をまとめてみましたので、以下を参考にしていただければと思います。

藤原流篆書

藤原流篆書は、印篆を小篆調・小篆風に独特の雰囲気の字形を取り、時には金文・古文等の字を用いたりして、文字の芸術性をより表現し、また篆刻を意識し、文字の形態に遊び心を入れたオリジナルの書体です。また『字法・章法・刻法』の三法の法則に基づき、刀の味『サビ』を加え彫刻致しております。 試行錯誤を重ね生み出した職人魂の結晶とも言える書体です。他の印章店では真似が出来ないものですので、偽造される可能性はほぼありません。少々価格は上がりますが、デザイン性・セキュリティー面からもおすすめの逸品です。

印相体(八方篆書)

印相体は、篆書体から進化させた書体で八方篆書体(はっぽうてんしょたい)とも呼ばれ字が八方に広がっているようなカタチから「八方広がり=開運印相」としてもよく用いられております。ただ歴史的にはまだ浅く、戦後に普及された書体です。縁起が良いかどうか運が向いてくるかどうか、それはあなたの努力次第でしょう。当店は姓名判断などは行いません。あくまでデザインの選択肢の一つとして、この書体を扱っております。

○読みづらい印影になりますので、セキュリティ的に優れています。

○字画が少ない方、字画が少ない文字と多い文字が混在している方には、バランス(空間)を埋めるアレンジをしやすいので、おすすめです。

○読みやすい書体がお好きな方にはおすすめできません。

○開運を保証するものではありません。また、姓名判断なども行いませんので予めご了承ください。

篆書体

元来中国から伝わってきた印章。四千年近い歴史を持つ漢字の元である「甲骨文字(こうこつもじ)」から「金文(きんぶん)」「大篆(だいてん)」と派生し、そして「大篆」ではまだ字画が複雑で書くのには不便であったため、秦の始皇帝の命により「小篆(しょうてん)」が作成されました。その「小篆」が、印章では一般的に「篆書体」として用いられている書体です。日本銀行発行のお札に押されている印鑑もこの書体です。

○スッキリした印影がお好きな方にはおすすめです。

○女性的な柔らかさを出したいなら、こちらの書体の方が適しています。

○字画が少ない、字画の多い文字と少ない文字が混在している方にはバランスが取りづらいので、おすすめできません。 

○字割(レイアウト)に関して「タテ」を希望される場合は、横長に潰れた印象になってしまいますので、あまりおすすめはしていません。

古印体

日本の古来から印章に使われている書体で「隷書(れいしょ)」から変化した書体です。「読みやすい印 影のはんこを」という方にオススメしておりますが、出来合い印に最も使用されている書体のため、オーダーメイドでつくる、特に重要な「実印」などにはあまりオススメしておりません。

○読みやすい印影になりますので、認印などには最適です。